7月1日(月)夜7時に放送される「帰れマンデー見っけ隊!!」3時間スペシャルでは長野県軽井沢の旅が特集されます。
この特番では、人気避暑地である長野県軽井沢を舞台に、サンドウィッチマン、満島真之介、ハリセンボンの3組が裏ルートを巡りながら絶品グルメを堪能する旅が展開されます。
そして、旅のゴールは「過酷な山道の先にある、断崖絶壁に浮かぶ開運寺」の大捜索です。
「過酷な山道の先にある、断崖絶壁に浮かぶ開運寺」とは何なのでしょうか。
その場所はどこにあるのでしょうか。
そして、どのような魅力があるのでしょうか。
今回は、長野県軽井沢の秘境にある「断崖絶壁に浮かぶ開運寺」について詳しく調べてみました。
さっそく見ていきましょう!
断崖絶壁に浮かぶ開運寺の名前は「釈尊寺」(布引観音)
まず最初に結論です。
7月1日(月)放送の「帰れマンデー見っけ隊!!」で紹介された「断崖絶壁に浮かぶ開運寺」とは、「釈尊寺」(しゃくそんじ)のことです。
別名、「布引観音」(ぬのびきかんのん)とも呼ばれています。
断崖絶壁にそびえる釈尊寺。
こんな場所にお寺があるなんて、驚きですね。
このブログでは、「釈尊寺」(布引観音)の見どころやアクセス情報などを詳しくご紹介します。断崖絶壁に浮かぶ開運寺、釈尊寺の魅力を一緒に探っていきましょう!
釈尊寺(布引観音)とは
釈尊寺(布引観音)とは、長野県小諸市に位置する天台宗の古いお寺で、断崖絶壁に建つ観音堂が特徴的な寺院です。歴史的な「牛にひかれて善光寺参り」の伝説でも知られています。
夏の釈尊寺(布引観音)。
本堂からは、崖にそびえたつ観音堂とともに遠く浅間山まで眺めることができます。
釈尊寺の正式名称と場所
釈尊寺は、正式には天台宗布引山釈尊寺と呼ばれています。
信濃三十三観音霊場の第29番札所であり、長野県小諸市に位置しています。
布引観音とも呼ばれ、多くの観光客や参拝者が訪れる人気の寺院です。
釈尊寺所在地:〒384-0071 長野県小諸市大久保2250
軽井沢から小諸市の釈尊寺まで車で約50分
釈尊寺(布引観音)の歴史と背景
釈尊寺(布引観音)は、行基によって神亀元年(724年)に創建されたとされています。
その後、1548年には武田信玄によって焼失し、1556年に望月城主の滋野左衛門佐によって再建されました。
江戸時代の1723年に再び焼失し、現在の伽藍の大半は小諸城主の牧野周防守康明によって再建されました。さらに、江戸時代後期には小諸藩主の牧野康明によって堂宇の大半が整備されました。
この寺は、有名な伝説「牛にひかれて善光寺参り」の舞台としても知られています。
伝説によれば、信仰心を失った老婆が、布を角に引っかけた牛を追いかけて善光寺まで導かれ、信仰を取り戻したとされています。
釈尊寺の絵馬
この逸話から、「思いがけない出来事によって良い方向に導かれる」という意味のことわざが生まれました。
釈尊寺(布引観音)の見どころ
釈尊寺観音堂宮殿
釈尊寺観音堂宮殿(しゃくそんじ かんのんどう くうでん)は、鎌倉時代の1258年に建てられた懸崖にある観音堂の中にあります。この宮殿は、重要文化財として指定されており、秘仏の聖観音を祀るために作られた厨子(ずし)です。
*厨子(ずし)とは収納具の一種。おもに仏像や経典などを納めておく戸棚で、前面が両開きの戸になっています。
釈尊寺観音堂宮殿
現在は聖観音は別の場所に移され、厨子は空ですが、その建立から現在まで一度も手を加えられていない貴重な文化遺産です。湿気の影響で背面と側面が腐食し、1951年に修理されました。
断崖絶壁にそびえ建つ、釈尊寺観音堂宮殿と観音像
善光寺穴
「善光寺穴」とは、善光寺に繋がるとされる穴で、善光寺が火災に見舞われた際、その煙がここから出たという伝説が残っています。
善光寺穴
この穴は現在でも存在しますが、実際に中に入ることはできず、その真偽は確かではありません。しかし、このような伝承が生まれることは、善光寺信仰の深さを物語る一面でもあります。
岩をくり抜いたトンネル
釈尊寺への参道には、白山社を過ぎると岩壁をくり抜いたトンネルがあります。
江戸時代にはこのトンネルは非常に狭く、多くの人が通れないほどでしたが、明治時代に拡張され、安全に通行できるようになりました。
岩壁をくり抜いたトンネル
はるか昔の人々が手掘りで造ったのでしょうか。
牛岩
案内の看板には「岩に牛の姿が現れており、この布引渓谷の仲でも迫力ある奇岩である」と書かれていますが、どこに牛がいるのか少々わかりづらいようです。
牛岩
釈尊寺(布引観音)へのアクセス
〇釈尊寺(布引観音)へのアクセス
所在地:〒384-0071 長野県小諸市大久保2250
電話:0267-23-0520
〇公共交通機関で
しなの鉄道「滋野駅」から「釈尊寺(布引観音)」まで 徒歩29分
〇車で
上信越自動車道「小諸IC」から「釈尊寺(布引観音)」まで 2.5km
〇駐車場
有り:布引観音参道駐車場(千曲川沿い)に約10台
駐車場は千曲川沿いの「布引観音参道駐車場」のご利用をおすすめします。
この駐車場から釈尊寺まで約20分、山道の石段を20分ほど登るコースとなります。
駐車場は千曲川沿いの「布引観音参道駐車場」のご利用をお勧めします。
「布引観音臨時駐車場」のほうが、釈尊寺に近いのですが、道幅が非常に狭く、対向車がきたら大変危険です。布引観音臨時駐車場へは向かないようお気を付けください。
注意
一方、釈尊寺「布引観音臨時駐車場」から釈尊寺までは徒歩2分ほどですが、このへのルートは非常に狭く、すれ違いが困難です。
対向車と鉢合わせしたら狭い山道をバックで下がる必要性が生じ、大変危険のため、釈尊寺「布引観音臨時駐車場」に車で向かわないようご注意ください。
〇拝観料:無料
まとめ
〇7月1日(月)放送の「帰れマンデー見っけ隊!!」で放送された「断崖絶壁に浮かぶ開運寺」とは?
- 長野県小諸市にある、釈尊寺(布引観音)のこと。
- 釈尊寺(布引観音)は、天台宗の古いお寺で、断崖絶壁に建つ観音堂が特徴的な寺院である。
- 歴史的に有名な「牛にひかれて善光寺参り」の伝説でも知られている。
帰れマンデー見っけ隊!!は旅のゴールであるこの開運寺に無事に到達することができたのでしょうか。
当日の放送が楽しみです。
今回も、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
コメント
帰れマンデーを見て釈尊寺へ行ってきました。車で行く方は 山の中腹からお寺の上の方にある駐車場まで 山道を下るルートが ナビで出てきますが このルートは 車一台分の極めて細い整備されていない道で すれ違う場所も殆どなく危険なので ぜったい避けた方が良いと思います。
私たちは1台の車とすれ違いましたが まだ 山に登るすれ違いができる場所でした。その先の下りの道では 車一台分の幅しかなく退避する場所もありません。車がきたら大変な事になっていただろうと思うと、今でも恐怖心がいっぱいです。帰りは たまたま 対向車が来ませんでしたが 二度とこの道には行かないと思います。ナビでは お寺の下にある臨時駐車場に行かれるようお勧めします。観音堂から見る景色は絶景でした。
にしやんさま
コメントありがとうございます。
早速、アクセス欄へ駐車場に関する記事を追記いたしました。貴重なご意見をありがとうございました。
さて、にしやんさまがおっしゃる「お寺の下にある臨時駐車場」とは、私がアクセス欄で述べている「布引観音参道駐車場(千曲川沿い)」と同一でしょうか。
にしやんさまが危険な思いをされたのは、私のブログ内の「布引観音臨時駐車場」のほうである、という認識で合っていますでしょうか。