7月22日(月)夜7時放送「帰れマンデー見っけ隊!!」はサンドウィッチマン・伊達の第二の故郷福島県会津の旅。
そして、今回の旅のゴールは
「国の天然記念物に指定されている南会津を代表する景勝地」
「断崖絶壁の奇岩の奥に祀られる、行列のできる謎の開運菩薩」
です。
なんだか謎だらけで興味がわいてきますね。
- 100万年にもわたる浸食と風化が生み出した断崖絶壁の奇岩渓谷とは?
- 南会津を代表するこの渓谷は、国の天然記念物に指定されている景勝地?
- そして、崖っぷちの先にある行列のできる謎の開運菩薩とは?
今回は、帰れマンデー見っけ隊が旅した、サンドウィッチマン・伊達の第二の故郷、福島県会津にある「断崖絶壁の奇岩渓谷」「国の天然記念物に指定されている景勝地」「行列のできる開運菩薩」について詳しく調べてみました。
帰れマンデー!福島県会津の旅のゴールはどこ?
福島県会津の旅のゴールは「塔のへつり」と「虚空蔵菩薩」!
調査したところ、
断崖絶壁の奇岩渓谷で、国の天然記念物に指定されている南会津の景勝地は「塔のへつり」で、
崖っぷちの先にある行列のできる謎の開運菩薩は「虚空蔵菩薩」(こくうぞうぼさつ)
であることがわかりました。
では、これらの場所について詳しくみていきましょう。
断崖絶壁の奇岩渓谷は「塔のへつり」
まず最初に、福島県会津にある断崖絶壁の奇岩渓谷である「塔のへつり」からご紹介します。
塔のへつりとは、福島県南会津郡下郷町にある景勝地で、1943年(昭和18年)に国の天然記念物に指定されています。
「へつり」とは、会津地方の方言で、川に迫った険しい断崖や急斜面を意味し、また「けずる」と同語でもあります。
塔のへつり全景
奇岩怪石が塔のように並立する福島県南会津郡にある景勝地です。まさに自然の造形美ですね。
この塔のへつりは、何万年もかけて出来た地層が、長い年月にわたり水流や風雨に浸食されたことで塔状の形になってでき、このようなそそり立つ岩壁として造り上がりました。
塔のへつりは見学が可能
塔のへつりは、つり橋を渡って見学が可能です。
塔のへつりに架かる吊り橋は「藤見橋」といい、長さ約37メートル、幅約1.5メートルあり、1987年に架けられました。
このつり橋は渡るとミシミシと音がしたり、風で揺れたりして、スリル満点です。
吊り橋からは美しい紅葉と眺望を楽しむことができます。
初夏は、奇岩に垂れ下がった藤の花を、秋には美しい紅葉とともに、そそり立つ岩壁が連なる自然の造形美を堪能できます。
スリルを味わいながら、つり橋から見るエメラルドグリーンの水面は一生の思い出になることでしょう。
そそり立つ岩壁を散策しながら自然の造形美を堪能でき、訪れる人の心を和ませます。
個性ある奇岩群
これら奇岩は、形状によって様々な岩の名がつけられています。
鷲塔岩・鷹塔岩・獅子塔岩・屋形・櫓塔岩・九輪塔岩・尾形塔岩・象塔岩・護摩塔岩・鳥烏帽子など、それら特異な岩の形により、名前も様々です。
画像:下郷町観光協会より
水際近くにある夫婦岩。
何万年もの間、繰り返された侵食にかからわらず、ずっと寄り添い続けてきたのですね。
開運菩薩は虚空像菩薩
つり橋を渡った先、塔のへつりの奥にある謎の開運菩薩が虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)です。
この虚空像菩薩を祀っているお寺は「円蔵寺」(えんぞうじ)で、山号は霊巌山、本尊は虚空蔵菩薩です。
円蔵寺にある虚空蔵堂は、なんと1200年以上の歴史を誇り、たくさんの人々に信仰されてきました。
地元の人たちは親しみを込めて「柳津のこくぞう様」と呼んでいます。
円蔵寺 虚空蔵堂
この円蔵寺は、断崖絶壁の奇岩渓谷の先にあり、その景観の美しさから多くの参拝者が訪れる開運スポットとしても有名です。
次に、この虚空蔵菩薩と円蔵寺についてさらに詳しく見ていきましょう。
虚空蔵菩薩の伝説と由来
虚空像菩薩を祀っているこのお堂は、807年に坂上田村麻呂が創建したという伝説が残り、成績向上や記憶力増進、商売繁盛、技芸向上などのご利益・開運があると言われています。
どんな人でも福徳円満を授かることができると言われ、多くの人々に信仰され、特に丑歳・寅歳生まれの人々にとっては、一代守本尊となっています。
福島県南会津郡、虚空蔵菩薩
画像:トラベルjpより
開運菩薩を祀る円蔵寺
この虚空蔵菩薩が祀られている円蔵寺は、弘法大師空海が唐の高僧から授かった霊木を用いて菩薩像を刻んだことに由来しています。
その霊木は三つに分かれ、茨城県、千葉県、そして福島県柳津町に流れ着き、日本三大虚空蔵尊と呼ばれています。
柳津に流れ着いた霊木で刻まれたのが、福満虚空蔵菩薩です。この伝説が、円蔵寺の歴史と信仰の深さを物語っています。
福島県河沼郡 円蔵寺 福満虚空蔵菩薩
千葉県鴨川市 清澄寺 能満虚空蔵菩薩
茨城県那珂郡 日高寺 大満虚空蔵菩薩
また、円蔵寺の奥之院弁天堂の鐘の音は「うつくしまの音30景」にも選ばれるほど素晴らしく、その響きは訪れる人々の心を癒します。
奥之院弁天堂の鐘
一年を通じて様々な祭事が行われていますが、中でもお正月に行われる「七日堂裸まいり」は全国からたくさんの見物客が訪れる人気の行事です。
開運撫牛も
円蔵寺の境内には、開運をもたらすと伝えられる撫牛(なでうし)像があります。
この像は、会津地方の民芸品「赤べこ」の由来ともなっています。
開運撫牛
伝説によると、円蔵寺の本堂(菊光堂)を建築する際に、赤毛の牛が現れて木材の運搬などを助けてくれたそうです。
その偉業を称え、現在では開運の撫牛として円蔵寺境内に祀られています。
会津地方の民芸品
開運「赤べこ」
撫牛像に触れると、健康や幸運をもたらすとされており、多くの参拝者が訪れます。
美しい自然に囲まれた円蔵寺で、撫牛像に触れて開運を祈るのは、特別な体験となることでしょう。
アクセス・基本情報
塔のへつり アクセス
- 所在地:福島県南会津郡下郷町弥五島下タ林5319
- TEL:0241-69-1144(下郷町観光協会)
- 電車:会津鉄道 塔のへつり駅から徒歩5分
- 車:磐越自動車道会津若松ICから約50分東北自動車道白河ICから車約60分
- 営業時間:見学自由(無料)
- 冬期間は、つり橋は安全のため通行止め
虚空蔵菩薩 アクセス
- 所在地:河沼郡柳津町柳津字寺家町甲176
- TEL:241-42-2346
- 営業時間:6:00~16:30
- 3月から11月は休み
- 電車:JR只見線 会津柳津駅から徒歩約10分
- 車:磐越自動車道会津坂下ICから約10分
まとめ
7月22日(月)19:00 放送「帰れマンデー見っけ隊!!」福島県会津の旅のゴールは
塔のへつりと虚空蔵菩薩
塔のへつり
- 奇岩怪石が塔のように並立する大川ライン最大の景勝地。
- 百万年の歳月をかけて浸食と風化によって形成。
- 1943年に国の天然記念物に指定。
虚空藏菩薩
- つり橋を渡った先にあるお堂で虚空蔵菩薩を祀る。
- 807年に坂上田村麻呂が創建したという伝説。
- 成績向上、記憶力増進、商売繁盛、技芸向上などのご利益。
円蔵寺
- 日本三大虚空蔵尊の一つで「こくぞう様」と親しまれる。
- 9世紀初頭に開山され、1200年の歴史を持つ。
- 春の桜、夏の川霧、秋の紅葉、冬の雪景色と四季の美しさを堪能。
- 「うつくしまの音30景」に選ばれた鐘の音。
- お正月の「七日堂裸まいり」を含む年間の祭事。
開運撫牛
- 赤べこの由来となった、開運をもたらすと伝えられる牛の像。
- 円蔵寺の本堂(菊光堂)建築の際、赤毛の牛が木材運搬を助けた伝説。
- 開運の撫牛として円蔵寺境内に祀られている。
今回は、「帰れマンデー見っけ隊!!」福島県会津の旅のゴールについてまとめました。
当日の放送と併せてお楽しみいただけますと幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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