映画「ディアファミリー」が6月14日(金)に公開!
映画ファンの皆さん、必見です!
6月14日(金)に公開される「ディアファミリー」は、大泉洋さん主演の感動的な実話映画。
この作品では、心臓病で余命10年と宣告された娘を救うために、父親が医療の知識を身につけ、医療機器の会社「東海メディカルプロダクツ」を設立して人工心臓の開発に挑む姿が描かれています。
画像:ディア・ファミリー公式Xより
実話に基づいた『アトムの心臓「ディアファミリー」』の背景
「ディア・ファミリー」は、実話を基にした感動の物語です。
その原作となる本は『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』(著:清武英利 きよたけ ひでとし)です。このタイトルにはどんな意味が込められているのでしょうか?
この本のタイトルには、「アトム」という言葉が使われています。なぜ「アトム」なのでしょうか?この素朴な疑問について調べてみました。
なぜ「アトム」なのか?
筒井宣政さんと「ディア・ファミリー」
筒井宣政(のぶまさ)さんは、先天性の心臓疾患を患う次女、佳美さんの命を救うために、医療機器会社「東海メディカルプロダクツ」を設立、全くの未経験から医療機器開発に取り組んだのです。
その情熱と努力が、映画「ディアファミリー」に描かれています。
渥美和彦先生と「アトムの心臓」
映画の原作本『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』(著:清武英利)には、「アトムの心臓」というタイトルが付けられています。
このタイトルには、東京大学の医学部教授であり、人工心臓や電子カルテの研究で知られる渥美和彦先生が関係しているのでは、と推測します。
渥美和彦先生は、1960年に日本初の人工心臓を製作したことで有名です。
また、渥美先生は漫画『鉄腕アトム』の作者である故手塚治虫さんの旧制中学の同級生で、「お茶の水博士」のモデルの一人とも言われています。
画像:IMJニュースより
渥美 和彦(あつみ かずひこ)先生
(1928年9月25日~2019年12月31日、享年91歳)
以上のことから、『アトムの心臓』というタイトルは、東京大学の医学部教授であり人工臓器の権威である渥美和彦先生に由来していると推測しました。
画像:dileka Face Bookより
人工心臓を付けたアトムと渥美和彦先生
渥美先生と筒井宣政さんのつながり
筒井宣政さんと渥美和彦先生は、「心臓」という共通のテーマで繋がっていました。
渥美先生は、筒井さんが経営する(株)東海メディカルプロダクツのイベントで講演を行ったことがあります。
画像:(株)東海メディカルプロダクツニュースより
1994年筒井さんが経営する「(株)東海メディカルプロダクツ」での講演会で。
左:渥美和彦先生
中:筒井宣政さん
右:妻の筒井陽子さん
次女の佳美さんが23歳で亡くなったのは1991年。講演会が行われたのは、それから3年後のことのようです。
タイトル「アトムの心臓」の由来
「アトムの心臓」というタイトルは、渥美先生の研究と筒井さんの情熱が重なることから生まれたのでは、と考えます。
渥美先生の革新的な人工心臓の研究は、まさに「アトムの心臓」を作り出そうとするものであり、筒井さんの娘・佳美さんを救うための無償の愛情と情熱に一致しているように思えました。
また、佳美さんの幼少期とアニメ『鉄腕アトム』の放送時期が重なることも、このタイトルの由来の要因になっているのでは、と推測しています。
試写会での感想
- 親の愛情は本当に深くて、力強くて、あたたかくて、めちゃくちゃ泣けた。
- 困難があっても、あきらめないことの大切さも改めて感じた。
- 大切なものの為に困難と向き合う人間の強さ、その中で確かに直面する厳しさ。10年、またはその中の小さな一瞬をどう生きるかを、痛いほど考えさせられる作品でした。
- 一心不乱に奔走する主人公に勇気をもらえました。家族愛に溢れた心温まる素敵なストーリーでした。
- 「ここで坪井さんに手を差し伸べられないのなら私は医者になった意味もありません」ここ、涙止まらなかった。
このように、「ディアファミリー」は、家族の絆と不屈の精神を描いた感動の物語となっています。
ぜひ、みなさんも映画館で感動を味わっていただけたら、と思います。
コメント