ダンプ松本の子供時代の実家が壮絶!父親への復讐と憎しみでプロレス界へ!

人物

Netflixのドラマ「極悪女王」が、2024年9月19日から配信予定です。このドラマでは、ゆりやんレトリィバァがダンプ松本さんを演じ、その壮絶な半生を描いています。

実は、ダンプ松本さんは子ども時期を、貧しい家庭環境でなおかつ放蕩な父親がいる最悪の実家で育ちました。

24時間365日、ダンプ松本を貫き通し、世界一の悪役となったダンプ松本さん(出典:post.tv-asahi)

今回の記事では、ダンプ松本さんの波乱に満ちた子供時代の生い立ちと、実家の父との確執、プロレスラーを目指した理由について詳しくご紹介します。

ダンプ松本の壮絶な子供時代

実家は日々の生活に困るほど貧しかった

ダンプ松本さんは埼玉県熊谷市の4畳半一間の風呂なし共同トイレのアパートの実家で子供期を過ごしました。その狭い実家には、両親と妹とダンプさんの家族4人が暮らし、布団を敷くのも一苦労だったと言います。

家計を支えていたお母さんの里子さんと赤ちゃん期のダンプさん(出典:shogakukan)

母親の里子さんはアパートの管理人をしながら工場でパートをし、内職で座布団や掛け布団の綿詰めも行っていました。

一方、父親の五郎さんは全く働かず、トラックの運転手の仕事もしていたのですが、すぐに辞めてしまいました。家計は母親が支えていましたが、管理人をしていたため家賃がほとんどタダだったことが唯一の救いでした。

アルコール依存症の父

ダンプさんの父親、五郎さんは裕福な農家の家に生まれましたが、中卒で働かず、酒、ギャンブル、女遊びに明け暮れていました。結婚後もその生活は変わらず、家庭内は常に不安定でした。

「父親が朝からずっとお酒を飲んでいた。記憶に残るのは、お葬式の日にお母さんをバットで追い回したり、ご飯の時に茶碗をひっくり返したりする姿だった」と振り返るダンプさん。

ダンプさんはその後、働かない父親に代わり必死に家計を支えた母親を助けるため、女子プロレスラーになり、稼いだお金をお母さんに送りますが、父親が盗んでパチンコに使ってそうです。また、父親はアルコール依存症だったとダンプさんは当時を振り返ります。

ダンプ松本の病気について

「殺したいほど憎んだ」傍若無人な父との確執

放蕩の限りを尽くす父

ダンプ松本さんは、父親に対する深い憎しみを抱いていました。父親は家庭に居ることが少なく、酒やギャンブルに明け暮れ、愛人の家にも頻繁に出入りしていました。

酔うと暴力的になり、家族に対してトラブルを引き起こすことも多かったと言います。酔った父親が「うるさい」と言って子供だったダンプさんを押し入れに閉じ込めたり、食事中にコタツをひっくり返すこともありました。

プロレスラーマッハ文朱さんに憧れていた中学生時代(出典:shogakukan)

泥酔して母を殴ろうとし、ガラス窓を叩き割る暴力行為も行い、警察沙汰になることも。ダンプ松本さんは、「このまま放っておけば出血多量で死ぬだろうから、救急車呼ばなくていい」と母に泣きついたこともありましたが、近所の人が119番して結局父親は助かりました。

そして、この時期を最後に、ダンプさんは父親とは約45年間も一切会話を交わさなくなりました。

父親と愛人の隠し子は自分と同じ名前だった

ダンプ松本さんが6歳の頃、母親が父親が愛人と川崎に住んでいると知り、母と妹、そしてダンプ松本さんの3人は電車に乗って川崎の愛人宅を訪れたことがあります。

アパートの一室をノックすると、父親が中から出てきました。そして、その部屋の奥には、愛人の女性と赤ん坊がいました。

その赤ちゃんは腹違いの妹であり、驚くべきことに、その女の子にはダンプ松本さんと同じ「香」という名前が付けられていたのです。この出来事はダンプさんに深い屈辱感と憎しみをもたらしました。

働かず酒浸りの父が大嫌いだった少女時代(出典:shogakukan)

母と父、そして愛人の女性が話し込んでいる間、ダンプさんと妹は赤ん坊をあやしていたそうです。当時はまだ幼くて、状況は理解できなかったというダンプさん。親戚の家に行っていたのだと思っていたそうです。

全ての真相を理解したのは高校生になってからと言いますが、この幼少期に体験した光景は、まるで一枚の絵画のように、今でも胸から決して消えることがないと語っています。

父を倒したくて選んだプロレスラーの道

ダンプ松本さんは、父親への深い憎しみからプロレスラーになる決意を固めました。父親は仕事もせず、酒や博打、女遊びを繰り返し、隠し子まで作るという無責任な人物で、大好きな母を泣かせ続けてきました。

殺したいほど父親を憎んでいたダンプ松本さん(出典:Yahoo!ニュース Face Book)

父親が母親を苦しめる姿を見続けることで、ダンプさんは「この男をどうにかしなければ」「父親を倒したい」と強く思うようになります。そのためには自分が強くなるしかないと考え、プロレスラーになる道を選びました。

お母さんが大好きなダンプ松本さん(出典:Yahoo!ニュース Face Book)

プロレスで成功し、力をつけることで父親を倒し、母親を守りたいという思いが彼女の活動の原動力となりました。

やがて成功を収めたダンプ松本さんは、得た収入で母親のために一戸建てを購入し、大好きな母親に恩返しを果たすことができました。

父との和解

父の病気をきっかけに

ダンプ松本さんがプロレスラーとして活躍する中で、父親の体は年々弱っていきました。

五郎さんは次第に酒も飲まなくなり、認知症の症状も現れ始めました。深夜に窓を開け放つなどの行動が見られ、最終的には病院で入院し、退院後は施設に入居することになりました。

父と和解へ

この頃から、ダンプ松本さんは父親との関係を見直し、少しずつ会話を交わすようになりました。憎しみは消えませんでしたが、父親の残り少ない時間を考え、優しく接することを心がけました。

晩年の父親・五郎さんと(出典:tokyo-sport)

食事を提供する際には「何か食べる?」と声をかけ、カレーパンを口に運ぶと「うめえうめえ」と喜んで食べる姿に触れることができました。手を握ってあげた際には、父親が涙を流す場面もありました。

父の最期と葬儀

その後、肺炎で入院していた父親の五郎さんは2019年8月7日に87歳で亡くなりました。

父親が亡くなって間もない時のインタビューで「お父さんに会いたい」と涙するダンプ松本さん(出典:Yahoo!ニュース Face Book)

ダンプ松本さんは、長年の確執を抱えながらも、父親の最期を見届けることができました。

葬儀は家族葬として行われ、ダンプさんは父親の遺骨を拾い、骨壷に納めることで、娘として最後のけじめをつけることができました。

まとめ

ダンプ松本さんは貧しい子供時代を過ごしました。父親は定職に就かず、母親の稼ぎで生計を立てる日々でした。
父は身勝手きわまりなく、母が稼いだお金を酒代や愛人に使う最悪の人物でした。

このような生い立ちでダンプ松本さんは愛するお母さんを守るため、プロレス界へ入ることを決断します。放蕩極まりない父親への復讐と憎しみが彼女をプロレス界へ導きました。

強くなって父を倒したい、母を父から守りたい。その強い思いでダンプ松本さんは女子プロレスの道を志しました。またお母さんに家を買ってあげたいという夢があり、その夢も叶えることができました。

「極悪女王」
左:ライオネス飛鳥(演:剛力彩芽)
中:ダンプ松本(演:ゆりやんレトリィバァ)
右:長与千種(演:唐田えりか)
(出典:Netflix)

今回はダンプ松本さんの壮絶な生い立ちと父親との確執、プロレスの道を志した理由についてご紹介しました。Netflixのドラマ「極悪女王」と併せてお楽しみいただけますと幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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