Netflixオリジナル「極悪女王」が話題ですね!
1980年代に熱狂的なブームを巻き起こした女子プロレスラー、ダンプ松本たちの姿を描いたこのドラマは、9月19日に配信がスタートして以来、爆発的な反響を呼んでいます。
阿部四郎。1940年7月28日生まれ、福島県出身。
全日本女子プロレスではクラッシュ・ギャルズと対峙する極悪同盟に肩入れし、「極悪レフリー」として知られる存在。
芸能プロダクションや飲食店の経営、地元福島でのプロモーターとしても多彩な活躍を見せた。
(画像:ダンプ松本公式ブログ)
今回は、極悪レフリー・阿部四郎さんにスポットを当ててみたいと思います。
劇中で阿部四郎さんが打っているお腹の注射、気になりませんか?極悪レフリーというからには、何かヤバい薬なんじゃないかとドキドキしちゃいますよね。
また、阿部四郎さんの病気・死因についても掘り下げていきますので、ぜひ最後までお付き合いください!
極悪レフリー・阿部四郎が打っている注射はインスリン!
左:ダンプ松本
右:阿部四郎・悪徳レフェリー
(出典:週刊ファイト)
極悪レフェリー・阿部四郎が劇中で打っている注射はインスリンです。
インスリンといえば、糖尿病治療には欠かせないホルモンで、体内で血糖値を調整する大事な役割を担っているものですね。
つまり、ヤバい薬じゃなかったってことだね!
阿部四郎レフリーは、ゆりやんレトリィバァさん演じるダンプ松本とレストランで食事をした直後、車内でインスリンの皮下注射を行っています。
ダンプ松本さんがデビュー前に営業をやらされていた時の宣伝カー。阿部四郎レフリーはこの営業車でダンプ松本さんと一緒に興業の宣伝をしていました。
左:デビル雅美さん
(出典:東スポWEB)
このシーンから、使用しているのは「速効型インスリン」の一種だと思われます。このタイプのインスリンは、注射後10〜20分で効果が出て、作用時間は3〜5時間と短めです。
インスリン注射
速効型インスリンは通常、一日に数回注射することが多いです。具体的には、各食事の前に注射するのが一般的です。
たとえば、朝食前、昼食前、夕食前に1回ずつ注射して、食後の血糖値の急上昇を抑えるというわけです。
阿部レフェリーは劇中では食後に注射していますが、食前に打つのが通常です。阿部レフリーもおそらく、1日に数回のインスリン注射をしていたと考えられます。
シーンでは、阿部レフェリーが宣伝カーの助手席でバイアル(茶色のガラス製の小さい容器)から注射器でインスリンを吸い上げて、腹部に注射針を刺している様子が描かれています。
ただ、実際には注射前に手をしっかり洗ったり、注射部位をアルコール綿で消毒することが必要なんですが、阿部レフリーはそれを省いちゃってますね。
ドラマだから省くのも仕方ないわね
極悪・阿部四郎レフリーの死因は?
阿部四郎・極悪レフェリー(出典:YouTube)
「極悪女王」は、宣伝カーの中で自己注射をしているシーンから阿部四郎レフェリーは糖尿病の持病があったことは判明しました。ところで死因も糖尿病だったのでしょうか?
(出典:2017.04.25デイリーニュース)
女子プロレスで「極悪レフェリー」と呼ばれた阿部四郎さんが25日、肺炎で死去したと、プロレス団体のZERO1が発表した。76歳だった。(2017.04.25デイリーニュース)
亡くなった直接の原因は肺炎なんだね
阿部四郎レフリーの病気は?
このように、阿部四郎レフェリーの直接の死因は肺炎です。彼は2017年4月25日の11時59分に肺炎により76歳で亡くなりました。
しかし、実は阿部さんが肺炎で亡くなる前に脳梗塞を患っていたことが、ダンプ松本さんのブログでわかりました。
(出典:ダンプ松本公式ブログ)
ダンプ松本さんのブログ(2017年4月25日)には、このように綴られています。
極悪レフリーで友達の阿部四郎が今朝11時59分に亡くなりました。3度目の脳梗塞で倒れて入院してました。
連休明けに、愛に行くはずだったのに。ご飯食べに行く約束してたのに。(ダンプ松本公式ブログ)
阿部レフリーの脳梗塞はとって深刻な問題だったのね
糖尿病と脳梗塞の関連性は?
元々持病で糖尿病を持っていた阿部レフェリー、糖尿病と脳梗塞には関連性があるのでしょうか。
はい、糖尿病と脳梗塞には深い関係があります。糖尿病になると血糖値が高くなり、それが血管にダメージを与え、動脈硬化を進行させる原因となります。
動脈硬化が進むと、血管が狭くなり、血栓ができやすくなるため、脳の血管で血栓が発生すると脳梗塞のリスクが高まります。
特に、糖尿病の方は正常な血糖値の人に比べて、脳梗塞のリスクが男性で約2.2倍、女性で約3.5倍も増加するというデータがあります。
糖尿病は脳梗塞を引き起こす原因になり得るのね
一時は回復した脳梗塞とブル中野との再会
ブル中野さんの経営するスナックでしそ焼酎・鍛高譚の烏龍茶割りを飲む阿部レフェリー(2013/07/19)
(画像:ブル中野公式ブログ)
阿部四郎レフリーが亡くなった時、実は彼は3度目の脳梗塞で入院していました。つまり、それ以前に2回の脳梗塞を克服していたということになりますね。
実際、ブル中野さんも自身のブログ(2013年7月19日)でこう書いています。
元気そうだったよ!そう言えば阿部ちゃんにはじめてサインもらいました。恥ずかしそうに書いてくれました。(ブル中野公式ブログ)
この2013年7月の時点では、阿部レフリーは脳梗塞から一時的に回復していたんですね。
元気に過ごしていた様子を聞くと、少し安心しますが、やはり病気との闘いは厳しいものだったのでしょう。
ダンプ松本の阿部レフェリーへの変わらぬ愛
(出典:daikuon X)
阿部レフリーが亡くなった際、ダンプ松本さんはそのお通夜の前日(2017年4月27日)にこんな切ない思いをブログに綴っています。
明日お通夜に行くね。本当は行きたくないんだ!行ったら現実になっちゃうもん。
阿部ちゃん。胸がギュッと痛いよ。連休明けじゃなく、すぐに愛に行けば良かった。
後悔で辛いよ阿部ちゃん、すぐに愛に行かなくてごめんね。(ダンプ松本公式ブログ)
阿部レフリーが亡くなったのがゴールデンウィークの直前の4月25日。連休中は試合で時間が取れなかったんだね。
すぐに会いに行けなかったことを公開しているダンプ松本さん。こちらも切なくなるね。
そして、そんなダンプ松本さんは、阿部レフェリーが亡くなってから7年が経った今でも、彼を思い出し、恋しくてたまらない様子です。
最近(2024年9月26日)のブログにはこのようなことが書かれていました。
阿部ちゃん天国から見てたかな〜〜?いたら喜んだたなー。阿部ちゃ〜ん(ダンプ松本公式ブログ)
Netflix「極悪女王」の阿部四郎・極悪レフリー記事写真(出典:ダンプ松本公式ブログ)
はい、阿部レフリーきっと天国でもNetflixをご覧になって、喜んでくれているに違いありません。
まとめ
今回は、今話題沸騰中のNetflix「極悪女王」の中から、極悪レフリー・阿部四郎さんにスポットを当て、特に彼が劇中でお腹に打っている注射や病気・死因について深掘りしました。
注射は何か
阿部レフェリーが劇中で打っていた注射はインスリンで、糖尿病の管理のためのものでした。
病気について
阿部レフェリーは糖尿病を抱えており、さらに脳梗塞も経験。最終的には肺炎が直接の死因となりました。
Netflix「極悪女王」の配信と併せて、阿部四郎レフリーの人生や魅力を感じていただけたら嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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