8月26日(月)夜7時から放送される「帰れマンデー見っけ隊!!」では静岡県伊豆高原の旅が特集されます。
今回の旅のゴールは「名瀑の奥にたたずむ謎の秘湯・洞窟温泉」。
見っけ隊の一同が驚愕するこの洞窟温泉とは、どのような場所なのでしょうか?
また、この洞窟温泉は、いったんは閉鎖されたものの、40年という年月を経て最近復活したそうなのですが、その歴史が気になりますね。
今回は、帰れマンデー見っけ隊!!静岡県伊豆高原の旅のゴール、「名瀑の奥にたたずむ謎の秘湯・洞窟温泉」について深堀していきます。
名瀑の奥にたたずむ謎の洞窟温泉の正体は?
8月26日(月)放送の「帰れマンデー見っけ隊!!」で紹介される「名瀑の奥にたたずむ謎の秘湯・洞窟温泉」は、「溶岩洞窟風呂」と呼ばれる温泉です。

溶岩洞窟風呂(静岡県観光公式ブログ)
この洞窟風呂は、静岡県の河津七滝(かわづななだる)温泉郷にある「七滝温泉ホテル」が管理している温泉の一つで、ホテルから徒歩約5分の場所にあります。
洞窟内で源泉かけ流しの天然温泉を楽しめる、自然の中の特別な体験ができるスポットです。
特徴
- 洞窟内の源泉かけ流し温泉。
- 水道やシャワーは一切ない。
- 混浴専用の溶岩洞窟風呂と男女別露天風呂あり(混浴エリアでは水着の着用が必須)
雰囲気
荒々しい岩肌と薄暗い洞窟内で、大地から湧き出たばかりの温泉に浸かる体験は非日常感たっぷり。

普通の温泉では物足りない人にはぴったりだね!

洞窟の中の温泉って探検しているみたいでワクワクするわ!
河津七滝とは?「名瀑の奥にたたずむ」温泉の背景
「名瀑の奥にたたずむ」と紹介されたこの洞窟温泉は、河津七滝(かわづななだる)の一つである「カニ滝」の近くに位置しています。
河津七滝は、静岡県伊豆高原にある河津川沿いに点在する7つの美しい滝の総称で、それぞれが独自の魅力を持っています。

カニ滝
https://izugeopark.org/geosites/kanidaru/
河津七滝の特徴
七滝は全長約850メートルの遊歩道でつながっており、片道約1時間で巡ることが可能。特に「伊豆の踊り子」の銅像がある初景滝は、観光客に人気の撮影スポットです。
河津七滝の一覧
- 釜滝(かまだる)
落差22メートル、幅2メートル。展望デッキから滝のしぶきが間近で感じられます。 - エビ滝(えびだる)
落差5メートル、幅3メートル。エビの尾に似た形状からその名がつきました。 - 蛇滝(へびだる)
落差3メートル、幅2メートル。周囲の岩の模様が蛇のうろこに似ていることから名付けられました。 - 初景滝(しょけいだる)
落差10メートル、幅7メートル。「「伊豆の踊り子」の銅像が滝の横にあります。 - カニ滝(かにだる)
落差2メートル、幅1メートル。周囲の岩の模様がカニの甲羅に似ています。 - 出合滝(であいだる)
落差2メートル、幅2メートル。2つの川が出合って1つの川になることからこの名が付けられました。 - 大滝(おおだる)
落差30メートル、幅7メートル。七滝の中で最大の滝です。
40年ぶりに復活した幻の溶岩洞窟風呂
溶岩洞窟風呂は、約40年前に一度閉鎖されていましたが、最近になって再び復活しました。その経緯には、歴史的な背景とある人物の尽力があります。

復活した洞窟風呂ってどういうこと?

ある人物って誰かしら?
溶岩洞窟風呂の閉鎖と再生の物語
この洞窟風呂はもともと40年前に造られましたが、オープン前に大雨で土砂に埋もれ、長い間放置されていました。
当時、峰温泉にあった旅館「菊水館」が別館として整備しましたが、復旧工事もされないまま廃業。その後、土地と源泉の所有権が七滝温泉ホテルに移りましたが、洞窟は依然として閉鎖されたままでした。
そんな洞窟風呂を再生させたのが、七滝温泉ホテルの専務である上村和正氏です。上村和正専務は余剰の源泉を活用し、ホテルの新たな目玉施設として洞窟風呂を再生する計画を立てました。
1年をかけて、スコップで土砂を掘り出し、古い小屋を移築して脱衣所にするなど、全て手作業での復活を遂げました。

上村和正専務(https://izu.keizai.biz/headline/316/)

ある人物とは七滝温泉ホテルの上村和正専務のことなんだね

手作業でスコップで土砂をかき出したって、すごいわ!

上村専務の溶岩洞窟風呂への愛情を感じるよ
自然との戦いと維持の努力
洞窟は火山活動によって自然に形成されたもの。そのままの形で利用されており、河津川のせせらぎや渓流の景観を楽しみながら温泉に浸かることができます。設備の都合で広く一般開放はされていないものの、宿泊客にとっては特別な体験となっています。
しかし、自然相手の施設であるため、困難な面もあります。現在でも台風や大雨警報が出るほどの雨が降ると、川の水が増水し、溶岩洞窟風呂の天井近くまで達することも。その度に、入り込んだ土砂を掘り出して温泉を維持しています。
上村専務は、「河津七滝はジオサイトに指定されており、伊豆半島ジオパークの魅力を感じられる場所です。今後も自然の景観を損ねないよう、丁寧に整備していきたい」と語っています。
上村専務が手がけるもう一つの魅力「ハム部屋」とは?
七滝温泉ホテルの上村和正専務は、温泉の復活だけでなく、自身の趣味であるアマチュア無線をホテルのサービスに取り入れています。2015年9月には、客室の一部をリニューアルし、最上階の302号室に「アマチュア無線用レンタルシャックプラン」を用意しました。

302号室「ハム部屋」
七滝温泉ホテルホームページ(https://nanadaru.jp/about.html)
この「ハム部屋」では、地球の裏側まで交信できるよう、屋上に直径9メートルの巨大アンテナが設置されており、アマチュア無線愛好家にとってはたまらない設備です。無線従事者の免許を持っている利用者は、自分の送受信機を持ち込んで世界中と交信を楽しむことができます。

屋上にある直径9メートルの巨大アンテナ(https://nanadaru.jp/about.html)

アンテナケーブル
(https://nanadaru.jp/about.html)

温泉だけじゃなく、アマチュア無線まで楽しめるなんて、趣味人には最高の場所だね!

上村専務の情熱がホテルに溢れてるわね

アマチュア無線宿泊プラン
(https://nanadaru.jp/about.html)
上村専務は、この部屋がアマチュア無線愛好家たちの交流の場になり、特別な体験を提供する場所になることを期待しています。温泉と無線、二つの異なる楽しみを同時に体験できるという、ユニークな滞在ができるホテルとして、さらに注目を集めています。
溶岩洞窟風呂 アクセス・基本情報
所在地
- 〒413-0501 静岡県賀茂郡河津町梨本1120
- かに滝橋のそば 七滝温泉ホテルから徒歩5分(七滝温泉ホテルを出て左折、50m先の赤い橋手前を右方向へ川沿いを150mほど先のかに滝橋を渡ったところ)
利用時間
9:00~18:00
料金
- 大人 1,500円
- 子供(小学生)1050円
- 大人のみ、バスタオル・手ぬぐいレンタル料含む
- 七滝温泉ホテル宿泊客は無料
駐車場
あり(無料)
問い合わせ先
- 七滝温泉ホテル(フロント)
- TEL:0558-35-7311
- 〒413-0501静岡県賀茂郡河津町梨本372
まとめ
帰れマンデー見っけ隊!! 静岡県伊豆高原の旅のゴール
「名瀑の奥にたたずむ謎の洞窟温泉」とは?
- 七滝温泉ホテルが管理する「溶岩洞窟風呂」
- 河津川沿いの洞窟内で、源泉かけ流しの天然温泉を楽しめる
- 自然の中での特別な体験ができる秘湯
40年ぶりに手作業で復活させた人は誰?
- 七滝温泉ホテルの上村和正専務
- 40年前に大雨で閉鎖された洞窟風呂を、1年かけて手作業で復活
- スコップで土砂をかき出し、復旧に尽力
上村専務のもう一つの情熱:アマチュア無線
- 2015年に最上階をアマチュア無線専用の「ハム部屋」としてリニューアル
- 屋上に巨大アンテナを設置し、無線愛好家が世界中と交信可能
- 上村専務の趣味から生まれた特別な宿泊体験ができる
溶岩洞窟風呂は、自然の洞窟内にあり、河津川沿いで源泉かけ流しの温泉を楽しむことができる、まさに秘湯中の秘湯です。8/26(月)帰れマンデー見っけ隊!!の当日の放送と併せてお楽しみいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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