亀井聖矢ってどんな人?経歴は?ヴィルトゥオーゾとは?最新コンサート情報も【情熱大陸】

人物

「今一番コンサートチケットが入手しづらいピアニスト」と評されるピアニスト亀井聖矢さんが、3月10日(日)夜11:00 「情熱大陸」にご出演されます。

これまでのテレビ出演は
・「題名のない音楽会」2023年1月21日
・「世界一受けたい授業」2023年6月3日
・「日曜日の初耳学」2023年6月4日
などがあるので、亀井聖矢さんをテレビでご覧になった方も多いかもしれませんね。

ここでは、まだ亀井聖矢さんについてご存じない方のために、
彼がどのくらいすごいピアニストなのか、
プロフィールは?
ヴィルトゥオーゾって何のこと? 
コンサートの予定は?
など皆さんと一緒に見ていこうと思います。

では早速、亀井聖矢さんのプロフィールから確認しましょう。

亀井聖矢ってどんな人?

プロフィール

亀井 聖矢(かめい まさや)
職業:ピアニスト
生年月日:2001年12月20日
出身地:愛知県
高校:愛知県立明和高校音楽科
大学:桐朋学園大学
(高校2年生終了後、桐朋学園大学初の「飛び入学特待生」として入学)

飛び入学特待生!つまり、「飛び級」ということですね。
2年で高校を卒業し、飛び級で17歳で入学した桐朋学園大学。
桐朋学園大学といえば、日本の私立三大音大(国立音楽大学、東京音楽大学 )の一つです。

桐朋学園大学出身の有名人には、
小澤征爾さん(指揮者)
高嶋ちさ子さん(ヴァイオリニスト)
諏訪内晶子さん(ヴァイオリニスト)
などがいらっしゃいます。

桐朋学園大学はエリート中のエリートですね。
そんなエリートコースに、飛び級で入学とは!
才能が桁外れとしか言いようがないです。

ピアノを始めたのはいつ?

3歳の時、幼稚園の先生がオルガンで弾いてくれた曲を自宅のピアノで再現し、
両親を驚かせたのが最初でした。
ちゃんと習ったほう良いと、4歳の時にお母さんがピアノ教室に連れて行き、
そこから本格的にピアノを始めたようです。

12歳頃の聖矢さん。自宅でのピアノ練習風景

小学生の時にはサッカーチームに所属。
中学校では卓球部に入部したものの、
音楽の道に進みたいという気持ちが強まりピアノに専念することに。

出典:讀賣新聞オンライン 


この動画は聖矢さんが9歳の時のYouTube動画です。
演奏曲:シャブリエ(E.Chabrier)作曲の スケルツォ・ヴァルス(Scherzo-valse)。
現在公開中の動画の中で、これが聖矢さんが最も小さい時ものだそうです。

コンクール 主な受賞経歴

・2013年 12歳 岐阜国際音楽祭 岐阜市長賞受賞
・2016年 15歳 ショパン国際ピアノコンクールin ASIAアジア大会 金賞及
・2019年 17歳 ピティナ・ピアノコンペティション「特級グランプリ」及び「聴衆賞」
・2019年 17歳 日本音楽コンクール ピアノ部門第1位、及び「聴衆賞」
・2022年 20歳 マリア・カナルス国際ピアノコンクール第3位受賞。
・2022年 20歳 ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールにて第1位。同時に「聴衆賞」「評論家賞」の2つの特別賞も受賞。

ここで注目したいのは、2019年 に、ピティナ・ピアノコンペティション」と「日本音楽コンクール」で同時優勝を果たした、ということです。
これは史上初の快挙であるだけでなく驚くのは、
この2019年とは飛び級で桐朋学園大学した大学1年の年である、ということです。
飛び級入学した直後にW優勝、という快挙!才能と努力の天才です。

今では「一番コンサートチケットが入手しづらいピアニスト」と評されるピアニスト亀井聖矢さんですが、2019年の「ピティナ」と「日本音コン」のW優勝直前には、地元愛知県岡崎市でこのようなコンサートを開催していました。
2019年1月ということは、飛び級で大学入学する直前・高校2年生の冬、ということですね。

2019年 高校2年当時の聖矢さん。
岡崎市の会場で開かれたコンサートパンフレットより。
この後、同年2019年に「ピティナ」と「日本音コン」のW優勝を果たします。

今では手に入れることが困難と言われている彼のチケット代が当時はまだ500円でした。

出典:岡崎市シビックセンター 

「ヴィルトゥオーゾ」とは?

さて、「ヴィルトゥオーゾ」とは何でしょうか?
なんだか、聞きなれない言葉ですね。


出典:情熱大陸Instagram より

ひとことで言うと、「ヴィルトゥオーゾ」とは演奏家たちを称える言葉のことです。
卓越した技巧を持つ演奏家を指すイタリア語Virtuosoで「超絶技巧の持ち主」を意味します。

世界的を代表するヴィルトゥオーゾ ピアニストは?

フレデリック・ショパン(1810〜1849年)
ポーランド生まれ、フランスで活躍したピアニスト・作曲家
代表曲
・別れの曲
・子犬のワルツ
・英雄ポロネーズ

フランツ・リスト(1811〜1886年)
ハンガリー出身のピアニスト・作曲家・指揮者
代表曲
・ラ・カンパネラ
・ハンガリー狂詩曲
・悲しみのゴンドラ

ショパンもリストも世界的大大大ピアニスト・作曲家ですよね。
そんな世界規模のピアニストと同じ称号「ヴィルトゥオーゾ」をもつ聖矢さん。
いかに、彼が才能あふれたピアニストかがわかりますね。

「超絶技巧の若きヴィルトゥオーゾ」と呼ばれる理由

さて、こちらは聖矢さんが、ロン=ティボー国際コンクールのピアノ部門で優勝(2022年)した際の審査員のコメントです。

亀井聖矢さんは、多岐にわたるプログラムにおいて、作品を尊重する姿勢、音色のパレットの幅広さ、聴衆を魅了する力、すべてが見事でした。彼は息をのむようなテクニックの持ち主ですが、どれほど超絶技巧を要する箇所においても、自分の才能を誇示する場とせず、常に音楽を優先していました。(マルク・ラフォレ審査員)
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亀井聖矢さんの芸術家としての個性は、実に素晴らしい。サン=サーンスの「協奏曲第5番」を弾く彼の瞳は輝いていて、幸福感がこちらまで伝わってきました。宝石のような時間でしたよ!(エリック・ハイドシェック審査員)

引用元:ONTOMO(音楽之友社)

彼の演奏を審査員が「超絶技巧」「宝石のような時間」と形容することからも、
情熱大陸が聖矢さんを『超絶技巧の若きヴィルトゥオーゾ』と呼ぶのも納得です。

さて、そんな「超絶技巧」「宝石のような時間」の聖矢さんの演奏はどのようなものだったのでしょうか。聴きたくなってきましたね。

ロン=ティボー国際コンクールでの演奏が、聖矢さん自身のX(twitter)にアップされていました。
演奏曲:サン=サーンス ピアノ協奏曲第5番

最新コンサート情報は?

そんな亀井聖矢さんのリサイタルツアー2024の情報です。

2024年7月26日〜9月1日
全国14会場でのソロコンサートです。
東京追加公演も決定とのこと!

出典元:亀井聖矢Instagram

リサイタルツアー2024 予定曲目

【プログラムA】

  • バッハ:イタリア協奏曲 BWV 971
  • ショパン:マズルカ op.17
  • ショパン:ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 op.44
  • ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53「英雄」
  • ショパン:バラード 第3番 変イ長調 op.47
  • ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 op.52
  • プロコフィエフ:ピアノソナタ 第7番 変ロ長調 op.83「戦争ソナタ」

【プログラムB】

  • バッハ:イタリア協奏曲 BWV 971
  • ショパン:ノクターン op.27
  • ショパン:ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 op.44
  • ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53「英雄」
  • ショパン:バラード 第1番 ト短調 op.23
  • ショパン:バラード 第2番 ヘ長調 op.38
  • プロコフィエフ:ピアノソナタ 第7番 変ロ長調 op.83「戦争ソナタ」

情報:イープラス

ショパンの曲がたくさん入っていますね。
チケットがとれた方、おめでとうございます!
これからの方、東京追加公演ならまだ間に合う?!

「超絶技巧のヴィルトゥオーゾ ショパンに挑む聖矢さん」の演奏が生で聴くことができる、
一生の思い出になること間違いなしですね。

おわりに(おまけ)

では、最後に聖矢さんの手の大きさをご紹介し、本日のブログは終わりにしたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。

ドからソまで大きく開く聖矢さんの手。
小指の先から親指の先までの幅がは26.3㎝

本人いわく「これからもっと開くようになるかも」

画像元:本人X(twitter)より

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