大相撲の令和6年5月場所(夏場所)が5月12日(日)からいよいよ始まりますね!
【大相撲5月場所 2024】
期間:2024年5月12日(日)~26日(日)
会場:両国国技館(東京)
5月場所(夏場所)の番付も4/30(火)に発表され、楽しみに待っている方も大勢いらっしゃるかと思います。
*5月場所(夏場所)の番付はこちら
この番付で、個人的に西大関「琴櫻 将傑(ことざくら まさかつ)」がちょっと気になりました。いろいろ調べてみましたので、いっしょに見てきましょう。
西大関・琴櫻 将傑
(ことざくら まさかつ)
佐渡ケ嶽部屋
大関・琴櫻プロフィール
大関・琴櫻プロフィール
画像:佐渡ケ嶽部屋ホームページ
本名: 鎌谷 将且(かまたに まさかつ)
番付: 西 大関
出身地 :千葉県松戸市
生年月日: 1997年(平成9年)11月19日(26歳)
身長:189cm 体重:168kg
初土俵: 2015年(平成27)11月場所
受賞歴: 敢闘賞5回 技能賞1回
シコ名歴: 琴鎌谷将且→琴ノ若傑太→琴櫻将傑
敢闘賞5回ってすごいね!
琴櫻が大関に昇進したのはいつ?
画像:NHK首都圏ナビ
いつ、大関に昇進したの?
琴櫻が大関に昇進したのは、2024年1月場所終了後の、2024年1月31日です。
この1月の大相撲初場所で13勝をあげ、臨時理事会の満場一致での大関昇進を成し遂げました。
(この時の四股名はまだ「琴ノ若」)
現在の「琴櫻」の襲名はまだしていなかったんだね
琴ノ若、大関昇進時の口上は?
「大関の名に恥じぬよう、感謝の気持ちを持って相撲道に精進して参ります」
「感謝の気持ちを持って相撲道に精進」
この言葉は大関琴櫻が小さい頃からずっと父や祖父から言われてきていたことで、一番大事にしている心構えだそうです。
謙虚で素直な言葉で思いを表現したこの口上からは、大関琴櫻の若さと誠実さを感じますね。
口上にありがちな「四文字熟語」がないところが、好感が持てるわ
琴ノ若から琴櫻へ改名
琴ノ若から琴櫻へ改名はいつ?
ところで、琴ノ若→琴櫻に変わったのはいつ?
琴ノ若から琴櫻へ四股名が変わったのは、2024年4月30日です。
琴櫻の四股名が番付表に記載されるのは、元横綱・初代琴櫻が引退した、1974年名古屋場所以来約50年ぶり!
琴ノ若から琴櫻へ改名はなぜ?その理由は
琴ノ若から琴櫻へなぜ改名したのかな?
そうね、名前を変えた理由を知りたいわ
琴ノ若から琴櫻へ改名した理由
幼い頃から、「大関へ昇進すれば、2代目琴櫻の襲名してよい」と祖父の53代横綱・初代琴櫻から襲名の許しを受けてたからです。
じゃあ、どうして、大関に昇進した時に琴桜に改名しなかったの?
そうよね、改名って、昇進の時にすることが多いわよね
「琴ノ若で新大関の場所を取らせていただく。1場所しっかり取って、そこから琴櫻を継がせていただこうと思っている」
琴ノ若は大関昇進時の、記者会見でこう語り、大関昇進後の場所では琴櫻に改名せず、琴ノ若のままで次回3月場所に臨むことを明らかにしました。
通常、しこ名の改名や襲名は昇進時になされることが多いのですが、横綱、大関クラスの関取がすでに名乗っているしこ名を、後で変更するのは珍しいケースだそうです。
父であり師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から継いだ「琴ノ若」の名前のままで、新大関として初めて臨む場所で相撲を取りたかった、という思いがあったようです。
琴桜は、父親想いの優しいお相撲さんなんだね
これで、なぜ大関昇進と同時に改名しなかったのか、理由がわかったわ
大関・琴櫻の昇進とシコ名の変化 まとめ
四股名の変化を整理するね
- 初土俵: 2015年(平成27)11月場所
(シコ名:琴鎌谷 将且 まさかつ) - 新十両: 2019年(令和1)7月場所
(シコ名:琴ノ若 傑太 まさひろ) - 新入幕: 2020年(令和2)3月場所
(シコ名:琴ノ若 傑太 まさひろ) - 大関昇進:2024年(令和6)3月場所
(シコ名:琴ノ若 傑太 まさひろ) - 現在:2024年(令和6)5月場所
(シコ名:琴櫻 将傑 まさかつ)
この5月場所が新しこ名・大関琴櫻で迎える初めての取り組みになるのね!
祖父は53代横綱・琴櫻
新大関・琴櫻の祖父は53代横綱・琴櫻 傑將(まさかつ)
琴桜のおじいちゃんってことだね
おじいちゃんと同じ名前「まさかつ」だわ
- 新大関・琴櫻は将傑 (まさかつ)
- 53代横綱・琴櫻は傑將(まさかつ)
同じ「まさかつ」でも字がちょっと違うんだね
画像:ベースボール・マガジン
新大関琴櫻の祖父
53代横綱・琴櫻 傑將(まさかつ)
佐渡ヶ嶽部屋
- 1940年(昭和15)11月26日生まれ
- 2007年(平成19)8月14日(66歳没)
- 182cm、 150kg
横綱昇進時は、大器晩成の32歳1カ月。
32歳で横綱昇進は最年長だそうよ
32歳という年齢での横綱昇進。
横綱昇進というよりも「引退」に近いところから、「うば桜の狂い咲き」と言われていたそうです。
大きな頭でぶちかまし、強烈な突き押しで相手を圧倒する取り組みで、ついたニックネームは「猛牛」!
横綱引退後は、佐渡ヶ嶽部屋の親方として、大関の琴欧州や琴奨菊を始め22人の関取を育て上げました。
父は元関脇・初代琴ノ若
父は元関脇・初代琴ノ若 晴將
新大関・琴櫻の父は関脇・琴ノ若 晴將 (ことのわか てるまさ)
画像:朝日新聞デジタル
新大関・琴櫻の父
関脇・琴ノ若 晴將(ことのわか てるまさ)
佐渡ヶ嶽部屋
- 1968年(昭和43)5月15日生まれ
- 191cm、 181kg
- 本名:鎌谷 満也(かまたに みつや、旧姓今野)
「旧姓今野」ってどういうこと?
父の「元関脇 初代・琴ノ若」と祖父の「元横綱 初代・琴櫻」は血縁の父子関係ではない、という意味です。
血は繋がっていないってこと?
「元関脇 初代・琴ノ若」が初土俵を踏んだのは1984年5月場所。
当時の四股名は本名の今野 満也(こんの みつや)。
実は相撲入りしたきっかけは、当時の佐渡ヶ嶽親方(元横綱・初代琴櫻)からのスカウトなんです。
2代目琴櫻の祖父と父は、実の親子関係ではないんだね
2代目琴櫻のお父さんは、おじいちゃんにその才能を見出されて佐渡ヶ嶽親方へと角界入りしたってことね!
1984年5月場所で初土俵入りした父(元関脇・初代琴ノ若)は、1996年に結婚します。
そのお相手が当時の佐渡ヶ嶽親方(元横綱・初代琴櫻)の長女(真千子さん)でした。
親方の娘さんと結婚したんだね
父(元関脇・初代琴ノ若)は親方の娘と婿入り、という形で結婚したため、本名が「今野 満也 → 鎌谷 満也」に。
「義理の親子関係」ってことね!
左:2代目琴櫻(幼少時) 中央:父の元関脇・初代琴ノ若 右:母の真千子さん
「元関脇・初代琴ノ若」の断髪式での父と子。泣けます。Twitterの投稿者が「元横綱・朝青龍」
まとめ
〇大関・2代目琴櫻(将傑 まさかつ)昇進と襲名
大関昇進・・・2024年1月31日に大関昇進当時の名前は琴ノ若(父と同じ四股名)
2代目・琴櫻襲名・・・2024年4月30日、琴ノ若から琴櫻へ改名
画像:NHKニュースWEB
左:2代目・琴櫻
右:父の佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)
〇祖父は横綱・初代琴櫻
祖父は、第53代横綱・琴櫻傑將。
32歳にして相撲界の頂点・横綱に立った苦労人。
力強い取り組みから、ついた異名は猛牛。
引退後も親方として、人気と実力を兼ね備えた力士を次々と育て上げた。
〇父は関脇・初代琴ノ若
父は、元関脇・初代琴ノ若 晴將(てるまさ)。
現・佐渡ケ嶽親方。
佐渡ケ嶽親方(元横綱・琴櫻)の長女と結婚。
こんなお茶目でかわいい一面も!
思わず、応援したくなっちゃいますね(^^)/
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