7月14日(日)18:30放送の「ふるカフェ系 ハルさんの休日」で真田ハルが訪れる古民家カフェは、東京の下町・入谷にある「築96年東京型銭湯カフェ」です。
入谷はかつて都内で一二を争う銭湯激戦区でした。その中で築96年の歴史を持つ銭湯が、レノベーションされ「東京型銭湯カフェ」として新たな命を吹き込まれました。
この銭湯カフェの最大の魅力は、歴史的な建物を活かしながらも現代のカフェ文化を融合させた点です。
千鳥破風が三つもあってまるで天守閣。
中に入ると、高い格天井。番台に上ることもできるのです!
富士山のペンキ絵のある浴場はオフィスになっているとは、一体どんなカフェなのでしょうか?
このカフェはなんという名前で、場所はどこにあるのでしょうか?
気になったのでいろいろ調べてみました。
今回は、東京・入谷にあるレトロな「東京型銭湯カフェ」の名前、場所、そしてその人気の秘密と魅力について詳しく解説します。
入谷の銭湯カフェの名前はレボン快哉湯(かいさいゆ)
7月14日(日)放送の「ふるカフェ系ハルさんの休日」で真田ハルが訪れたカフェの名前は、「レボン快哉湯」といいます。
「快哉湯」は「かいさいゆ」と読みます。
レボンはrebon=「再生・生まれ変わり」を意味しています。
世代を超えて愛されて続けてきた銭湯を改修して生まれたカフェ「レボン快哉湯」
まるでお城を思わせる、屋根にある三角形の千鳥破風(ちどりはふ)。
レボン快哉湯の特徴と魅力
木札の下駄箱
まず、最初に目に入るのが、この木札の下駄箱。
ここがかつて公衆浴場として、大人から子供まで、多くの人に愛されていた昔にタイムスリップした気分になれます。
レトロな風情の木札の下駄箱
ここで脱いだ靴を中に入れ、木札を取ります。
高い格天井
格天井が見事なここは、かつての脱衣場だった場所。
銭湯時代の趣を残したまま生まれ変わったので店内はレトロ感にあふれています。
ノスタルジックなカフェスペース
こちらのカフェスペースは、かつての女湯があった場所です。
温かみのある木のぬくもりに包まれたカフェスペース。
ゆっくりリラックスした時間を過ごせますね。
足元にあるのは脱衣かご。
この中に荷物を置くことができます。
男湯があったこちらのエリアもテーブル席が。
男湯のエリアも木を基調とした、おしゃれな2人掛けのテーブルが4卓あります。
新しいながらもどこか懐かしいカウンター席
一枚板で造られたカウンターは贅沢感たっぷり。
タイル張りが懐かしいです。
快哉湯のシンボル的存在の柱時計
脱衣所の壁上部に掛けられている銭湯時代の名残、大きな振り子時計が圧倒的存在感を見せつけています。
今ではもう見ることが珍しくなった柱時計。
現在はもう動いていませんが、当時のままきれいに残されていることに感動します。
銭湯の必須アイテム番台
銭湯に欠かせない番台も当時のまま残されています。
うれしいことに、この番台に上がることも可能なのだそうです。
店内にある本格的な焙煎機
銭湯だけに、ボイラー?と思いきや、実はこれはコーヒーの焙煎機です。
レボン快哉湯では、店内の焙煎機で自家焙煎されたスペシャリティコーヒーを提供しています。
専任のバリスタが豆の状態を丁寧に見極めながら、最適な焙煎を行っています。
レボン快哉湯の人気メニュー
下町情緒溢れる銭湯とモダンカフェが絶妙に融合したレボン快哉湯。そんな場所の人気メニューをご紹介します。
まず、看板メニューは自家焙煎珈琲です。
自家焙煎珈琲 500円
バリスタが丁寧に1杯ずつ淹れてくれるコーヒー
マリアージュプレート
自家焙煎コーヒーと自家製アイスクリームのセットとなった「マリアージュプレート」が人気のメニューです。
チョコレート&ベトナムコーヒー 980円
キウイ&コスタリカコーヒー 980円
牛すじのブラウンシチュー 1350円
レボン快哉湯の歴史
さて、このようにレトロ感あふれるカフェ「レボン快哉湯」ですが、その誕生には長い歴史と深い思いが込められています。快哉湯の歴史を紐解くことで、現在の姿に至るまでのドラマチックな経緯をご紹介します。
快哉湯の創業と再建
銭湯・快哉湯は、100年以上前の明治末期に誕生しました。その名前は「気持ちが良いこと」や「愉快なこと」を意味し、地域の人々に親しまれる銭湯でした。1923年の関東大震災で建物は倒壊しましたが、1928年に再建されました。しかし、老朽化と後継者不足のため、2016年に銭湯としての営業を終了しました。
リノベーションの開始
建物を残すため、オーナーの屯所(とんしょ)さんがNPO法人「たいとう歴史都市研究会」に手紙を送りました。その会員であり快哉湯の常連客だった株式会社ヤマムラの中村さんがリノベーションを提案し、ラウンジとオフィスの複合施設として再生プロジェクトが始まりました。
浴場を活用したオフィススペース
オフィススペースは、銭湯時代の大浴場をそのまま利用しています。
天井の高さは約7.5mあり、銭湯ならではの壮大な空間が広がります。
大浴場の大空間や富士山のペンキ絵が、歴史と風情を感じさせます。
カフェの誕生
当初、ラウンジは地域のイベントに活用できるイベントスペースとして使われていましたが、多様な利用を模索する中で現在のカフェ「レボン快哉湯」の運営元、株式会社ベステイトと出会いました。ベステイトの代表はリノベーションの経緯を知り、建物を残すことに意義を感じてカフェを運営することを決めました。これが現在のレボン快哉湯の誕生につながりました。
レボン快哉湯って本当に面白い歴史を持ってるんだね!
そうね、昔の風情を残しつつ、今の時代にもぴったりマッチしてるなんてすごいわ
レボン快哉湯のアクセス
レボン快哉湯
〒110-0004 東京都台東区下谷2-17-11
TEL: 03-5808-9044
営業時間:10:00~18:00 (不定休)
〇電車で
東京メトロ日比谷線 入谷駅4番出口から徒歩5分
まとめ
- 7月14日(日)18:30放送「ふるカフェ系ハルさんの休日」で紹介された、東京の下町、入谷にある「築96年の東京型銭湯カフェ」は、レボン快哉湯です。
- 銭湯をリノベーションしたレボン快哉湯は、「記憶をつなぐカフェ」をコンセプトに、歴史的な建物と現代のカフェ文化を融合させています。
- 看板メニューは、自家焙煎珈琲と自家製アイスのマリアージュで、訪れる人々にくつろぎのひとときを提供しています。
- 東京メトロ日比谷線入谷駅から徒歩5分の場所に位置し、地域の憩いの場となっています。
レボン快哉湯は、銭湯としての役割を終えた今も、心安らぐ雰囲気をそのままに保っています。歴史を知る人々にも、初めて訪れる方々にも、どこか懐かしさを感じさせる温かい空間が広がっています。
ぜひ一度足を運び、その魅力を体感してみてください。当日の放送と併せて、お楽しみいただければ幸いです。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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