【極悪女王】根矢涼香(デビル雅美)の経歴・過去作品「映画監督になる」の目ヂカラがハンパない!

極悪女王
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9月19日からNetflixで配信が始まった「極悪女王」が話題沸騰中です。

『極悪女王』デビル雅美役の根矢涼香さん。「極悪女王は宝であり、青春」(出典:根矢涼香X)


今回は「極悪女王」でデビル雅美役を演じている根矢涼香(ねや りょうか)さんについて、経歴やプロフィールを詳しくご紹介していきます。

特に、彼女が出演するインディーズ作品「根矢涼香、映画監督になる」での圧倒的な目ヂカラや、写真家としての才能にも注目していきます。

「極悪女王」デビル雅美とは

「極悪女王」で登場するデビル雅美は、女子プロレス界で非常に長いキャリアを誇る実力派ヒールレスラーです。彼女はデビル軍団のリーダーとして、女子プロレス界をけん引してきました。

デビル雅美さん本人(出典:toretore-sokuho)

デビル雅美さんは、1978年にデビューし、2008年まで第一線で活躍し続け、女子プロレスの第一次全盛期を支え続けた唯一のレスラーとして知られています。2008年12月30日に引退しましたが、今なおその存在感は多くのファンに支持されています。

デビル雅美さん本人(出典:デビル夫人 @ 女子プロ垢)

デビル雅美役を演じた「極悪女王」について、「こんなに魂がこもっている作品を、現場を私は他に知りません。一生の心の財産になった」と語る根矢涼香さん(30歳)。

根矢涼香さんは「撮影にご参加いただいた、大勢のエキストラの皆さんの存在も忘れてはいけません」と裏方スタッフへの感謝も。(出典:根矢涼香Instagram)

そんな伝説的レスラー、デビル雅美を演じる根矢涼香さんですが、「極悪女王」で初めて彼女を知った方も多いかもしれません。ここでは、根矢涼香さんの経歴を詳しく見ていきましょう。

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根矢涼香のプロフィール

根矢涼香さん(出典:yahoo news)」

名前根矢涼香(ねや りょうか)
生年月日1994年9月5日
年齢30歳(2024年9月20日現在)
出身地茨城県東茨城郡茨城町
大学立教大学 現代心理学部 映像身体学科卒業
身長158cm(B 84/ W 61 / H 88 )
職業俳優、写真家、イラストレーター
所属STRAIGHT entertainment
趣味レコード集め 、石集め 、銭湯
特技フィルム写真、イラスト

出身地と学生時代の活動

根矢涼香さんは、出身地の茨城県東茨城郡茨城町について「使命とも呪いとも言える田舎町に生まれた」と表現しています。この独特な言い回しから、彼女の出身地に対する複雑な感情が伺えます。

果たして、茨城町は本当に「呪い」と呼ぶべき田舎町なのでしょうか。調べてみると、実際には「ほどよい田舎」として知られているようです。

(出典:根矢涼香Instagram)

茨城町は、豊かな自然に囲まれた「ほどよい田舎」として知られ、涸沼(ひぬま)など美しい風景が広がる地域です。都市と農村のバランスが取れ、首都圏からのアクセスも良好で、東京からも簡単に訪れることができる便利な場所です。

茨城町の魅力を考えると、住みやすい地域とも言えますが、根矢さんにとっては「ド田舎」と感じる部分もあったのかもしれません。

また、根矢涼香さんば中学時代は美術部に所属し、高校ではNHK杯全国高校放送コンテストの朗読部門で県知事賞を受賞。この頃から多彩な才能を発揮し、後に写真家や俳優としての道を歩む下地となりました。

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根矢涼香の性格は?

昔から流れを掴むことが大変苦手な性分です。大縄跳びの縄に入るよりその辺にあるイイ感じの石ころを拾い、徒競走では一等賞を狙うよりも最後尾で知らない人に手を振りまくる幼少期を過ごしてきた(引用:根矢涼香のひねくれ徘徊記)

このように、根矢涼香さんは自身の性格を「昔から流れを掴むことが大変苦手」と語っています。大縄跳びの縄に入るよりも、周囲の石ころを拾うことに興味を持ったり、徒競走で一等賞を狙うよりも最後尾で知らない人に手を振るような幼少期を過ごしてきた彼女のエピソードからは、根矢涼香さんが好奇心旺盛で個性的で自由奔放な性格であることが伺えます。

一般的なルールにとらわれず、自分のペースで物事を楽しむ姿勢は、俳優や写真家としての創作活動にも強く反映されていると言えるでしょう。

デビューのきっかけ

根矢涼香さんが女優の道を歩むきっかけとなったのは、2008年に開催された第23回国民文化祭のプレ公演『森は生きている』で主演のみなしご役を勝ち取ったことです。この経験を通じて、彼女は演技への興味を深め、女優としてのキャリアをスタートさせました。

Twitter映画「根矢涼香、映画監督になる」

根矢涼香さんの才能をもっとも知ることができる作品が、彼女が主演する映画「根矢涼香、映画監督になる」上村奈帆監督)です。タイトルに彼女の名前が入っているという、少しユニークな作品ですね。

根矢涼香さん主演映画「根矢涼香、映画監督になる」目ヂカラがすごいです。サブタイトルの「好きをゆずるな 人生をごまかすな」にしびれます。(出典:cinematoday)

この映画では、映画監督になる夢を抱きながらも助監督として働く根矢涼香さんが、自分の作品を作れずに悩みながらも成長していく姿が描かれています。

この作品は、もともと2019年12月にTwitterで全7話が公開されたソーシャルフィルムです。公開後、累計再生回数が15万回を超える大ヒットとなり、その反響を受けて池袋シネマ・ロサで一夜限りの上映会が開催されました。上映会は満席となり、根矢涼香さんの魅力が改めて注目される代表作品となりました。

「根矢涼香、映画監督になる」あらすじ

23歳の根矢涼香は、映画監督になる夢を抱いて助監督として働いている。しかし、2年経っても自分の作品は一つも作れていない。仕事への情熱も薄れ、大学時代から想いを寄せる啓太にも気持ちを伝えられず、同期の活躍が気になる日々が続く。

そんな中、尊敬する先輩・里美からの重大な告白がきっかけとなり、涼香は自分を見つめ直す。再び映画監督を目指し、中途半端な状況から脱却しようと決意する涼香の挑戦が始まる。

映画『根矢涼香、映画監督になる』の口コミ

この映画は、主人公の根矢涼香さんの魅力が詰まった作品です。SNSに挙がっている口コミを一部紹介します。

この映画の主人公、根矢涼香さんは真っ直ぐで不器用なキャラクター。失敗ばかりだけれど、その姿がなんとも羨ましく感じます。彼女の眼光は本当にすごく、熱量と疾走感が伝わってきます。

映画業界や人生の厳しさを考えさせられる作品で、画面越しに感じる目力が印象的です。不器用ながら全力で突っ走る姿勢は、かっこ悪さすら魅力に変えていて、非常にかっこいいです。タイトルにもなっているように、根矢涼香の魅力が最大限に引き出されています。

30分とは思えないほどの満足感があり、無我夢中で突っ走る根矢涼香の姿は本当にかっこいい! ここまで密度の濃い物語を30分で描くのは、本当に凄いと思います。また、テーマ曲Hump Backの「生きて行く」も非常に良かったです。

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根矢涼香を有名にした特集上映「the face vol.2 根矢涼香」

実は、根矢涼香さんが一躍有名になったのは、映画「根矢涼香、映画監督になる」が公開される半年前に開催された特集上映イベント「the face vol.2 根矢涼香」でした。

このイベントは2019年5月4日から10日まで、池袋シネマ・ロサにて行われました。「the face」とは、若手俳優にスポットを当てる特集上映シリーズで、毎回期待の若手俳優を選び、その俳優の出演作を日替わりで上映するというものです。タイトルには「いつか映画の“顔”になってほしい」という願いが込められています。

「the face vol.2 根矢涼香」は開演前に満席。
劇場の外まで続く入場を待つ観客の列(出典:yahoo news)

出演作15本が上映

「the face vol.2」では、根矢涼香さんの過去出演作15本が一週間にわたって上映されました。2019年5月4日から10日まで池袋シネマ・ロサで開催され、長編・短編合わせて30本以上の彼女の出演作から厳選された作品がスクリーンに映し出されました。

(出典:根矢涼香Instagram)

このイベントを通じて、彼女の多彩な演技が再評価され、多くの注目を集めることになりました。

イベント後、根矢涼香さんは

「特集が決まった時は本当に嬉しくてはしゃいでいました。正直、不安やプレッシャーもありましたが、支えてくれた方々やこれまでの自分の歩みを振り返り、ひとりじゃなかったんだなと実感しました。大勢のお客さまと一緒に過去の自分を振り返ることができて、幸せでした。歴史ある映画館の舞台に立てることも、本当にありがたいことです」

と語り、感謝の気持ちを表明しています。

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インディーズ映画での評価が高い根矢涼香

根矢涼香のインディーズ映画への思い

根矢涼香さんにとって、スタッフ全員で協力して作品を作るインディーズ映画の現場は、まさに肌に合っているようです。映画の現場に入ってからは、個人の演技を超えてみんなで一つのものを作り上げる楽しさに魅了されたと語っています。

「舞台に出ていた頃は、ただひたすらお芝居を楽しんでいました。でも映画の現場では、撮影クルー全体が一緒に呼吸をして、緊張感を共有しながらものづくりをしているのが面白い。みんなと一緒に喜びや達成感を味わえる。それがインディーズ映画の魅力で、距離が近いんです」と彼女は話しています。

インディーズ映画の楽しさ

こうしたインディーズ映画の制作環境は、彼女のクリエイティブな感性とピッタリ合っており、まさに彼女の性分にフィットしているようです。根矢涼香さんは、大規模なメジャー作品よりも、みんなが一体感を持って取り組むインディーズ映画の現場でこそ、自分の才能を発揮できると感じているようです。

もちろん、彼女は2022年に公開された大ヒット映画『余命10年』にも出演しており、ここでは小松菜奈さんが演じる茉莉の中学時代の友人・絵梨役を務めています。

『余命10年』小松菜奈演じる茉莉の中学時代の友人・絵梨役で出演した根矢涼香さん(出典:根矢涼香X)

そして今、Netflixで配信が始まった「極悪女王」がまさに話題沸騰中で、この役をきっかけに、彼女がメジャー映画でもさらに注目される可能性が高まっています。

根矢涼香さん。デビル雅美を迫力たっぷりに演じています(出典:根矢涼香X)

インディーズ映画とメジャー作品のバランスをうまく保ちながら、彼女らしい作品を残してくれることを期待したいですね。

写真家としての根矢涼香

俳優としての活動を続ける傍ら、根矢涼香さんは趣味で始めた写真が転じて、ロケ先でもフォトグラファーとしての活躍を広げています。

もともと根矢涼香さんは、撮影現場で休憩時間に風景や日常をフィルムカメラで収めることが趣味でしたが、その写真が徐々に評判を呼び、ここ数年でスチールカメラマンとして映画の現場に呼ばれる機会が増えてきました。

映画『水深ゼロメートルから』ではスチールを担当。ポスター撮影を務めた。(出典:lomography)

特に印象的なのは、山下敦弘監督の映画『水深ゼロメートルから』での活躍です。この作品では、ポスター写真や現場のスチール写真を撮影する機会を得ています。

彼女自身、「ご縁でこのような大作の写真を担当できたのは非常に光栄です」と語っており、写真家としても確かな評価を得ています。

多重露光で撮影。歩く二人とそれを見守る校舎や校庭、木々、雲が重なり、学校生活の儚さと尊さがフィルムの淡い色から感じられる1枚。根矢涼香さんお気に入りの作品。(出典:lomography)

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根矢涼香の感性と絵の才能

古本屋での「じゃりン子チエ」出会い

ある日、根矢涼香さんが古本屋を物色していると、1978年から週刊漫画アクションで連載されていたはるき悦巳氏の「じゃりン子チエ」が目に留まったそうです。タイトル自体は知っていたものの、実際に作品に触れる機会はこれまでなかったとか。

根矢涼香自身が描いたじゃりン子チエのイラスト(根矢涼香のひねくれ徘徊記)

しかし、調べてみると、高畑勲監督がアニメを手掛け、劇場版もあることを知り、「これは絶対に観なければ!」という気持ちになり、古本屋にあった漫画を手に取る前に、映画を先に観たそうです。

「じゃりン子チエ」お気に入りのセリフは?

大阪に縁もなく、作品が連載されていた頃には生まれていなかったにもかかわらず、「じゃりン子チエ」の世界にはどこか懐かしさを感じたと語る根矢涼香さん。その中でも特に印象的だったセリフが「明日は明日の太陽がピカピカやねん」という一言だったそうです。この大阪弁の響きが心を軽くし、元気をもらえると話していました。

高畑勲監督の作品、しかも「じゃりン子チエ」にすぐに心惹かれ、すぐに映画を観たという根矢涼香さんの感性の鋭さには驚かされます。俳優や写真家としてだけでなく、彼女の絵の才能もまた、彼女の豊かな感受性の表れと言えるでしょう。

まとめ

今回は「極悪女王」でデビル雅美役を演じている根矢涼香さんについて、経歴やプロフィールをご紹介しました。特にTwitter映画「根矢涼香、映画監督になる」では、彼女の目の力が印象的で、そのころからすでにデビル雅美役に必要な素質が備わっていたことが伺えます。

また、根矢涼香さんは俳優としてだけでなく、写真家としても活躍しており、映画『水深ゼロメートルから』ではスチール担当やポスター撮影も手掛けています。さらに、偶然古本屋で出会った「じゃりン子チエ」にインスピレーションを受けて映画を観るという俳優魂を持つとともに、イラストの才能も疲労されています。

これまでインディーズ映画を中心に活動していた根矢涼香さんですが、Netflixの「極悪女王」でのデビル雅美役をきっかけに、メジャーでの活躍が期待される大注目の女優さんです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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