杉村英孝(ボッチャ)コーチプロフィールは?結婚やスギムライジングも【2024パラリンピック】

パラリンピック

2021年の東京パラリンピックで、ボッチャ競技の個人戦で見事金メダルを獲得した杉村英孝選手。その華麗なプレー、特に「スギムライジング」と呼ばれる必殺技は、多くのボッチャファンを魅了しました。

(出典:https://www.tokyo-np.co.jp/article/128309)


彼の活躍には欠かせない存在が、杉村英孝選手のコーチである内藤由美子さんです。
この記事では、内藤由美子コーチのプロフィールや杉村選手との関係、そしてスギムライジングでの金メダルの可能性について詳しく解説します。

さらに、東京パラリンピック後に変更されたボッチャのボール規定についても触れ、杉村選手がどのように適応し、挑戦したのかをご紹介します。

記事の後半には、杉村英孝選手の名言も掲載しました。最後までどうぞお楽しみください。

内藤由美子コーチのプロフィール

内藤由美子コーチのプロフィール

  • 内藤 由美子(ないとう ゆみこ)
  • 生年月日:1976年(昭和51年)生まれ
  • 年齢:48歳(2024年8月現在)
  • 役職:専任パーソナルコーチ(BC2 杉村英孝選手)、Team BC1/2 チームコーチ
  • 職業:作業療法士 社会福祉法人 あしたか太陽の丘(静岡県沼津市)

東京パラリンピックで金メダル獲得https://www.parasapo.tokyo/topics/62146

内藤由美子コーチは結婚している?

内藤由美子コーチと杉村英孝選手が結婚しているのではないかという噂がネット上に広まっているようです。12年以上にわたり、杉村選手をサポートし続けてきた姿から、そのように思うのも理解できます。

しかし、実際には二人が結婚している事実はありません。二人の関係は、あくまでもコーチと選手としての深い絆に過ぎません。

また、内藤コーチが左薬指に結婚指輪をしている動画も存在します。このことから、内藤コーチは他の方と結婚していることがわかりますね。

ボッチャとの出会い

内藤由美子コーチがボッチャと出会ったのは、2007年のことです。

当時、作業療法士として勤務していた施設の利用者を、静岡県で開かれるスポーツ大会に連れて行った際、ボッチャの競技に触れました。利用者の真剣な姿を見て、内藤コーチはボッチャの魅力に引き込まれていきました。

その後、ボッチャへの活動を本格化させ、現在ではコーチ陣の中核を担い、チームの指導において重要な役割を果たしています。

杉村英孝選手との関係

2020東京大会で金メダル
杉村選手と内藤コーチhttps://www.parasapo.tokyo/topics/62146

初めてのサポート:ロンドンパラリンピック

内藤由美子さんが杉村英孝選手のサポートを始めたのは、2012年のロンドンパラリンピックに向けた強化合宿からでした

当初はボランティアとして選手のサポートに徹し、杉村選手が個人戦(BC2クラス)で17位、団体戦(BC1/BC2クラス)で7位という結果を残す中で、内藤コーチは貴重なサポートを提供しました。この時期の経験が、後の信頼関係の礎となりました。

リオパラリンピックでの挑戦

2016年のリオパラリンピックでは、内藤コーチは正式なボッチャ日本代表チームのコーチとして帯同しました。

この大会では、杉村英孝選手が団体戦(BC1/BC2クラス)で銀メダルを獲得し、個人戦(BC2クラス)で5位という素晴らしい成績を収めました。

内藤コーチは選手たちの生活介助を行いながら、コーチングだけでなく、コンディショニングや用具調整など多岐にわたるサポートを提供しました。内藤コーチの技術向上とメンタル面での支援が、選手たちのパフォーマンスを大いに引き上げ、リオでの成功に貢献しました。

絆の深まりと東京パラリンピックの成果

ロンドンパラリンピック、リオパラリンピックでの経験を経て、杉村選手と内藤コーチの絆は深まりました。

この強い信頼関係が、東京パラリンピックでの金メダル獲得という大きな成果に繋がったのです。二人三脚での努力と協力が、世界の舞台での成功を実現しました。

ライリー
ライリー

ロンドンから始まり、リオ、そして東京での成功まで、内藤コーチの一貫したサポートが杉村選手の成長を支えているんだね

モーリー
モーリー

内藤コーチの役割の大きさと、そのサポートがどれほど杉村選手に影響を与たかがわかったわ

内藤コーチの人柄と仕事への取り組み

内藤由美子コーチは、パラリンピックの日本代表コーチとして、選手たちの生活全般にわたる手厚いサポートを提供しています。食事やお手洗い、お風呂、着替え、就寝など、選手が競技に集中できるようにするための介助を行っています。その上で、体のメンテナンスを施し、選手がリラックスして休める環境を整えます。

このようなサポートは体力的に非常に厳しく、スタッフとのミーティングが終わるのは深夜1〜2時、朝5時には起床するというハードスケジュールが続きます。しかし、試合で選手が投球し、その結果が決まった瞬間に見せる選手の笑顔と喜びは、内藤コーチの疲れを吹き飛ばす原動力となっていると語ります。

コーチとして大切にしていることとは

内藤由美子コーチがボッチャ選手をサポートする上で、最も大切にしているのは選手への尊重とサポートの姿勢です。

ボッチャの選手たちは、重度の障害を持っていることが多く、普段の生活では介護や他者の手助けが必要な場面が多いです。しかし、ボッチャ競技の場では、選手が主役となります。

「選手を尊重して並走できるスタッフでありたい」と語る内藤由美子コーチ(出典:オリンピック・パラリンピック等経済界協議会)

内藤コーチは、コートの中では選手が全てであると認識し、選手が自分の力を最大限に発揮できるようにサポートすることを心がけています。

選手の競技に集中できる環境を整え、選手と並走しながら尊重することが、コーチとしての使命だと考えています。

ライリー
ライリー

内藤コーチが選手の尊重を最優先に考えているのが印象的だね

モーリー
モーリー

選手と並走することで、競技の成功を共に分かち合いたい、ってまさにそれは愛だわ

必殺技:スギムライジングで金メダル連覇なるか!?

(出典:https://www.sportsjourney.jp/ja/highlights/2107/)

スギムライジングとは?

杉村英孝選手の「スギムライジング」という技術は、置かれた球に乗り上げて目標球に近づける杉村選手得意技です。

この技は、杉村選手が東京パラリンピックで金メダルを獲得する際の重要な要素となりました。その魅力と戦略的な価値について詳しく見ていきましょう。

スギムライジングの基本と特徴

  • 密集地帯へのアプローチ
    目標球の周囲に他のボールが密集している状況で、通常の投球では目標球に近づけるのが難しくなります。しかし、「スギムライジング」では、杉村選手が巧みにボールを密集地帯に上に乗せ、目標球に近づけることができます。

  • 高精度なボールの配置
    密集地帯に投げた自球が、他のボールの上に乗ることで、ジャックボールに接触しやすくなります。これにより、敵のボールをうまく排除し、自分のボールを有利な位置に配置することができます。

東京パラリンピックでの成功

2021年の東京パラリンピックで、杉村選手はこの「スギムライジング」を駆使して、個人戦で見事な金メダルを獲得しました。

この技術は、その年の流行語大賞でトップテン入りを果たし、ボッチャ界での注目度を一層高めました。

ライリー
ライリー

スギムライジングはボッチャ杉村選手の代名詞だよね

モーリー
モーリー

この必殺技をパリでも見たいわ

パリ2024パラリンピックでの期待

スギムライジングは、狙ったからといって必ず成功するわけではなく、非常に精密な技術を要する高度な技です。

この技術は、密集したボールの上に自球を巧みに乗せ、目標球に接触させるという複雑なプロセスを含みます。

杉村選手がパリ2024パラリンピックでスギムライジングを成功させることができれば、杉村選手の金メダル2連覇の可能性は非常に高いと考えられます!

ボール規定の変更と杉村英孝選手の挑戦

東京パラリンピック終了後、ボッチャのボールに関する規定が大幅に変更されました。この新しい規定は、選手たちにとって大きな影響を及ぼしました。

杉村英孝選手もこの変化に適応するために多くの努力を重ねました。次に、変更された規定の詳細と杉村選手の対応について見ていきましょう。

公認メーカーのボール使用義務

東京パラリンピック後の新しい規定により、試合で使用するボールは国際競技団体が公認したメーカーのものに限定されるようになりました。

それまでは、ボールの素材や革の選択が自由であったため、選手たちは自分のプレースタイルに合ったボールを選んで使用していましたが、規定変更により、全ての選手が同じ条件下で競技することになりました。

ボールの加工禁止

新しい規定では、ボールの加工が一切禁止されるようになりました。

以前は選手が自分に合った状態にボールを調整することが可能でしたが、今後はそのような加工が認められなくなり、選手たちは規定に合ったボールをそのまま使用する必要があります。
この変更により、ボールの特性に適応するための新たな戦略が求められています。

杉村英孝選手の適応と挑戦

杉村選手にとって、これらの規定変更は大きな痛手でした。彼は長年にわたり、自分に合ったボールを使用してきたため、突然の規定変更に対応するのは困難でした。

特に、先天性の脳性麻痺を抱える杉村選手にとって、新しいボールの硬さや質感は挑戦の要因となりました。しかし、彼はこの困難を乗り越えるために3年間をかけて新しいボールに適応しました。

新しいボールでの「スギムライジング」

杉村選手は、適応が完了した新しいボールを使って、東京パラリンピックでの成功を再現することを目指しています。

特に、密集したボールに自球を乗せて目標球に接触させる「スギムライジング」の技術は、引き続き彼の強力な武器です。この技を使いこなすことで、再び金メダルを狙うことができると信じています。

ライリー
ライリー

ボール規定の変更に対応するための努力が、どれだけ大変だったかが伝わってくるね

モーリー
モーリー

杉村選手の適応力、すごいですね!スギムライジングがどう進化しているか楽しみだわ

杉村英孝選手のパリ2024パラリンピックに向けた戦略

パワーボッチャとの戦い

杉村英孝選手がパリ2024パラリンピックに向けて取り組んでいるのは、ただ単に新しい技術を磨くだけではありません。

ボッチャの世界では、最近「パワーボッチャ」が主流となり、海外の選手たちはますます力強い投球を駆使して戦っています。

障害の影響で利き手の握力が10キロしかない杉村選手にとって、これに対抗するのは簡単ではありませんが、彼は「パワーがないから勝てないというわけでは決してない」と信じています。

(出典:https://www.sportsjourney.jp/ja/highlights/2107/)

杉村英孝選手の名言集

杉村英孝選手の言葉には、スポーツに対する情熱とポジティブな姿勢が溢れています。ここでは彼の名言を紹介し、その背後にある彼の考え方を垣間見てみましょう。

(出典:一般社団法人 日本ボッチャ協会)

杉村英孝の名言
  • スポーツは楽しい!って思えるかどうかが大事な要素。
  • 失敗をしたときこそ上手くなれるチャンスがある。
  • 好きなことは楽しまなければもったいない。
  • 失敗の経験というのは、成功したときよりも記憶に残っています。
  • 自分が楽しむことで見ている方にもスポーツの楽しさや、ボッチャの魅力、すごさというものが伝わる。
  • 人は成長できると思っていて、そんな繰り返しとその小さな積み重ねが自分を強くし、夢や目標に近づいていくことができるのだと思います。
  • どんな状況でも混乱しないで冷静に対処できる自分を目指しました。

これらの言葉から、杉村選手のポジティブな姿勢とスポーツへの情熱がよく伝わってきますね。

ライリー
ライリー

杉村選手の名言、どれも心に響くね

モーリー
モーリー

特に失敗をチャンスと捉える姿勢が素晴らしいわ

まとめ

内藤由美子コーチのプロフィール

内藤由美子さんは、1976年生まれの作業療法士であり、ボッチャのコーチとして活躍しています。彼女は杉村英孝選手の専任パーソナルコーチであり、Team BC1/2のチームコーチとしても知られています。また、社会福祉法人あしたか太陽の丘(静岡県沼津市)で勤務しています。

杉村英孝選手との関係

内藤コーチは2012年から杉村英孝選手のサポートを開始し、ロンドンパラリンピックではボランティアとして、リオパラリンピックでは正式なコーチとして同行しました。その後、二人の絆は深まり、東京パラリンピックでの金メダル獲得に繋がりました。

必殺技スギムライジングでの金メダルの可能性

「スギムライジング」は杉村選手のボッチャ得意技であり、東京パラリンピックでその精度と戦略性を発揮しました。パリ2024パラリンピックでも、この技が成功すれば金メダル獲得の可能性が非常に高いと考えられます。

杉村英孝選手のボッチャの試合では「Do your best!」と声掛けして応援しましょう!

杉村英孝選手!パリパラリンピックの試合は大いに楽しんで、内藤由美子コーチとともに最高の大会となるよう、心から応援しています!

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