上野動物園で長年愛されてきたジャイアントパンダの「リーリー」と「シンシン」が、中国に帰国することが決まりました。
中国へ返還されるリーリーとシンシン
「リーリー」と「シンシン」は、上野動物園のシンボル的存在として、多くの来園者に愛されてきました。
彼らは、双子のパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」の親としても知られていますが、今は19歳になり、体調面でも気遣いが必要な年齢となっていました。
最近では高血圧の症状が見つかり、降圧剤の効果が十分に現れないことから、専門的な治療を受けるために中国へ帰ることが決まりました。
安住紳一郎が名前を的中していたリーリー
ここで特に注目したいのが、オスのパンダ「リーリー」の名前についてです。
この名前は、TBSの人気アナウンサー、安住紳一郎さんによって予想され、見事に的中した名前なのです。
安住アナウンサーは、自分の予想が当たったことを誇りに思い、2011年5月のラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』でもその喜びを語っていました。
特に、彼が「リーリー」という名前を的中させたことは、単なる偶然ではなく、彼のパンダに対する真剣な取り組みの結果だと、熱量たっぷりに力説されていました。
安住アナは、上野動物園に来るパンダの名前が公募されると聞き、彼は綿密なリサーチを行い、ホワイトボードにあらゆる可能性の名前をリストアップ。
社会情勢や流行、そして言葉の響きを考慮しながら、彼は「リーリー」という名前を選びました。その努力の末、見事に名前を的中させたのです。
彼の予想が当たったとき、TBSのアナウンス部には取材依頼が殺到し、一気に注目を浴びることになったそうです。局内外で「パンダ予言者」としての地位を確立し、雑誌の取材や書籍の執筆依頼まで受けるほどに。
彼が番組内でその経験を語る際、リスナーたちも共にその喜びを共有し、安住アナのユーモアと情熱と若干のねちっこさが多くの人々に伝わった瞬間でもありました。
「リーリー」と「シンシン」にはいつまで会えるの?
リーリーとシンシンの観覧は、返還の前日である9月28日までとなっています。
最終日の午後3時からの観覧は抽選によって決まるため、興味がある方は9月3日からインターネットで申し込みが可能です。最後の機会を逃さず、ぜひ彼らの姿を見に行くのもいいかもしれませんね。
また、9月3日からはお別れイベントがスタートし、パネル展が開かれます。9月15日からはオンラインでのメッセージ募集も行われるので、今までの感謝やエールを直接伝えるチャンスですね。
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